社名「TATANANA(たたなな)」に込めた想い

こんにちは。
株式会社TATANANA(たたなな)の代表です。
今回は、社名である「TATANANA(たたなな)」に込めた想いについて、お話しさせていただきます。
一見すると、不思議な響きのこの名前。
ですが、私にとっては人生の転機となった“原点”が詰まった、想いがある言葉です。
大学時代のボランティアとの出会い
私の人生が大きく変わったきっかけは、大学時代に参加したボランティア活動でした。
当時、フィリピンにある児童養護施設を支援するプロジェクトに関わっていました。
活動の内容は、日本国内でさまざまなチャリティイベントを企画・開催し、参加費を全額支援金として寄付するというものです。
実際にフィリピンを訪れ、現地の子どもたちと触れ合う機会もありました。
フィリピンでの体験と気づき
初めて訪れたフィリピンで、私は多くの笑顔と出会いました。
物質的には決して豊かではない環境の中で、まっすぐな目で接してくれる子どもたちがいました。
彼らと過ごす時間の中で、私はある感情に突き動かされました。
「本当に誰かを支援したいなら、自分自身がまず豊かでなければならないと」ということです。
これは、ただお金や物の話ではありません。
心の余裕、時間の自由、周囲への感謝、、それらがなければ、誰かを幸せに導くことはできないと、強く感じたのです。
社会人としての決意とビジョン
この経験を経て、私は「まずは自分が豊かになることで、その先に人を豊かにする」という人生のテーマを持つようになりました。
そして、ただ日々を過ごすのではなく、「一度きりの人生を、挑戦し続けるものにする」と心に決めました。
支援も、仕事も、人生も、「与える」ためには自分自身の土台がしっかりしていること。
それこそが、持続的に人の幸せを支える唯一の道だと思ったのです。
理想とする“家族”のようなチーム
私が思い描く理想のチームは、“家族のようなチーム”です。
信頼し合い、助け合い、何かを一緒に生み出すことができる関係性です。
私の家族は、みんなエネルギーがとても強く、いつも温かくて、支え合っていました。
その空気感を、仕事の現場でも再現したい。
それが、会社という形をとる意味でもあります。
もちろん、家族の形は人それぞれです。
でも、大切なのは「信頼」と「温かさ」、そして「共に未来をつくる」という姿勢。
その本質を軸に、仲間たちと歩んでいきたいと考えています。
「TATANANA」の由来
社名である「TATANANA(たたなな)」は、私の人生を変えたフィリピンの母国語、「タガログ語」に由来しています。
タガログ語で「父」を意味する言葉が「Tatay(タタイ)」、「母」は「Nanay(ナナイ)」です。
この2つの言葉の頭文字を取り、「TATANANA」という造語にしました。
そこには、家族のような信頼関係を大切にしながら、共に何かを“生み出す”存在でありたいという願いが込められています。
この社名を掲げることで、常に自分の原点と向き合い続けたい。
そして、出会う人たちとのご縁の中で、温かく豊かな輪を広げていきたいと願っています。
おわりに
「TATANANA」という名前には、単なる響き以上の意味があります。
それは、私自身の人生の転機であり、これからの未来への約束でもあります。
この思いに共感し、共に挑戦し、誰かを豊かにする仕事をつくっていける仲間が増えていくことを、心から楽しみにしています。
今後とも、株式会社TATANANAをどうぞよろしくお願いいたします。